眼瞼下垂症
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたが下垂しているために、上まぶたが開けづらくなる状態です。 生まれつきまぶたを開く力が弱い先天的な場合と、眼筋疾患や加齢、コンタクトレンズの装用などによる後天的理由によるものがあります。
後天的な眼瞼下垂の場合、眼瞼の筋肉(挙筋腱膜)が瞼板という瞼の中の硬い組織から外れるために瞼をあげる機能が低下します。患者さんは無意識に眉毛を挙げて見えるよう調節するため独特の姿勢、表情になります。姿勢などが理想の姿勢から崩れ、筋肉の緊張をきたすため、肩こり・頭痛・不眠など様々な症状を引き起こすと言われております。
当院では眼瞼下垂症の日帰り手術に力を入れております。
出血の少ない手術、短時間での手術に努め、術後早期から日常の生活を行うことで手術による生活の質の低下を最小限に抑える努力をしております。
また、当院では非常勤の眼科医による診察を全例に行っております。診察日が限られているため初診での同日手術はお断りすることがあります。
眼瞼下垂症の手術については、院長ブログにて詳しくご紹介しております。興味のある方は是非ご覧ください。
眼瞼外反症
まぶたが外側にひっくり返っていて,まぶたの裏の結膜が露出している状態をいいます。つまりアカンベをしているような状態です。ほとんどは外傷や病気の後遺症ですが,老人性のものや顔面神経麻痺のときにもみられます。重症の場合はまぶたが閉じなくなることもあります。症状としては、涙・目やにが出て、角膜に障害を起こすと、異物感やまぶしさ、痛みなどがあらわれます。角膜障害が出ている場合、早期の手術を勧めております。
眼瞼内反症
「眼瞼内反」とは、加齢により下まぶたの筋肉や皮膚が緩むことで、まつげが眼球に当たっている状態のことを言います。また、「睫毛内反症」はまつげが眼球に向かって生えている状態で、乳児期から幼児期に多くみられますが、成人になるまで残ることもあります。
どちらもまつげが角膜に当たると傷ができる、異物感やまぶしさ、目やにが出るなどの症状が現れます。進行すると手術が必要となります。