アトピー性皮膚炎
遺伝要因と環境要因の複合によって発症すると考えられている、炎症性皮膚疾患です。 先進国の乳幼児、子どもによく起きる皮膚疾患で、何らかの遺伝子異常などで角質による皮膚のバリア機能に異常が起きることが知られています。
現在のところ遺伝子治療などは開発されておらず、適切な対処療法(スキンケア、アレルゲンの除去、内服治療など)を行っていくことで良好なQuality of life(クオリティ オブ ライフ)を維持することが大切になります。
現在のところ完治する治療法がないため信頼できる医師と長く付き合っていき自分に合う加療を続けていくことが必要です。
慢性湿疹
湿疹が再発を繰り返していると、皮膚が乾燥し厚ぼったくなって硬くなってきます。このような状態を慢性湿疹と言います。
慢性湿疹の場合はアレルギー、免疫機能、身体状態、精神状態、ストレスなどで左右されるため、検査をして原因を調べていく必要があります。
急性湿疹
皮膚の表面に刺激が加わると、軽いむくみを伴った赤い発疹(紅斑)となり、それがぶつぶつ(丘疹)となり、水ぶくれ(水疱)になったりします。
そしてさらに化膿(膿疱)したり、かさぶた(痂皮)が出来たりします。このような急性症状を急性湿疹と言います。
急性湿疹は軟膏、内服薬の治療を行うことにより、速やかに改善します。