眼瞼下垂症手術

南青山TOKUNAKAクリニックの開院当初からのキーテーマの一つが眼瞼下垂症手術です。

この手術は私が医局に入局して数年後、松尾 清先生(当時信州大学形成外科教授)がNHKの試してガッテンに出演されてから一般の方々にも聞き馴染みのある病気になりました。この頃から急激に手術件数が増え私もこの手術に携わるようになり10年が経ちました。私の全国を回った(言い過ぎ)修行時代の中、1年間に300〜500件と手術をする中の数百例の手術を締めるのがこの手術です。

眼瞼下垂症は正式には腱膜性眼瞼下垂症と言います。コンタクトの装用やアイメイク、加齢などにより進行し徐々に瞼が開きづらくなる病気です。

患者さんははっきりとした瞼が下がったという自覚をすることは滅多になく。肩が凝るや頭痛がする、疲れやすくなったなど様々な訴えをすることがあります。

なぜ瞼が下がったという自覚が出づらいのかというと代償という機能のおかげです。

言うまでもなく視覚というものは人間にとってかなり重要なことで「百聞は一見に如かず」と言いますが視覚の情報量は聴覚の100倍はあるといわれます。眼瞼下垂症が悪くなってくると姿勢を変えたり、眉毛をあげて瞼を引き上げたり、無意識のうちに見やすい体勢を作ってしまうのです。これが頭痛や肩こりなどを引き起こすため瞼が下がったと言う自覚よりも肩こり、頭痛という最もありふれた症状となります。

ここで私が提案する簡単なチェック法をご紹介いたします。

背中をつけてまっすぐに座りましょう

鏡の前に背もたれの高い椅子を置き、背中がピッタリと背もたれにくっつくように姿勢を正します。この状態で顎を軽く引いて鏡を見つめます。一旦軽く瞼を閉じて自分の眉毛を左右の手で抑えます。(目を閉じたまま、手が視界を塞がないように手で抑えてください。)ゆっくりと眉毛の位置が変わらないように手で抑えながら正面の鏡を見てください。角膜(黒目と言われる部分)が瞼の皮膚で隠れている部分がある、もしくは前がよく見えない場合は眼瞼下垂症の可能性が非常に高いです。

あら私眼瞼下垂症かも?と思われた方はこの続きをご覧ください。

眼瞼下垂症は徐々に進行するご病気です。早めに手術を受けられた方が手術時間も短く軽度な手術で済む可能性があります。

さてどこに受診をすべきかということですが眼科、形成外科、美容外科などで手術を受けることができます。①重要なことは保険診療であることを明記していること。②角膜障害など副作用の発生を説明し、または早期に発見し治療できる体勢を整えていること。この2点だと思います。

南青山TOKUNAKAクリニックでは眼科専門医と形成外科専門医がダブルチェックを行っております。眼瞼下垂症の患者さん全例に対し術前後の角膜障害の有無、悪化の傾向などを診察します。当然二重のラインの希望などは美容手術と同じクオリティーで形成し、術後の腫れやダウンタイムを短くして行く工夫を行っております。

一般的に知られるようになってきたご病気だからこそ一つ上のクオリティーを追求する。常に患者さんに選ばれる工夫をしております。

私(院長)の想いは堅苦しいですがクリニックの雰囲気は明るく優しい雰囲気です。気軽にご相談ください。遠方から受診希望の方はあらかじめオンライン診療などでの相談をお勧めしております。オンライン診療はこちらから