オンライン診療に込めた思い・・。

南青山TOKUNAKAクリニックでは開院して間も無くよりオンライン診療を導入いたしました。なぜオンライン診療を導入したか? 導入にあたって私が思う医療のあり方、安心、安全に対する取り組み、その考え方をご説明いたします。

いろいろな美容外科で無料メール相談などがありますが基本的には来院を勧める、具体的はことは診察でってなることが一般的です。なぜまず来院しての相談になるかというと(1)顔が見えない相手には具体的な治療プランなどを絞って説明する事が困難であるという事。(2)情報を提供はできるが相手の受け取り方が様々なためリアクションが読めない。(3)基本的には広告の一貫のため来院して初めて料金が発生する。
この3点がメール相談の難点だと思います。患者さん側からすると自分の状況に本当にあっているか不安、実際に来院してみたら高い施術を勧められるなど不安な要素もたくさんあります。患者さんと医師との治療に対するズレがこういった問題の本質にあると思います。

そこで登場するのがオンライン診療です。簡単にいうとスマホのアプリを通してテレビ電話で診療を行い、安全な回線で情報を共有する事で保険証、診断書、同意書などの診療上必要な書類のやりとり、保管についても行えるという機能があります。決済についてもアプリ上で完了するため患者さんにも医療者側にも余計なストレスがありません。

私が外科医として能力のうち大切と思っている事は①手術の技術②判断力(診断力)③わかりやすい説明。この3つです。①について当たり前ですが、まずは手術の技術が高くないと話になりません。最新の技術を勉強することはもちろん、普段の生活から体調を整え、いつでも心身を整えること。そういったことも能力の一つと考えております。②判断力:的確な診断、美容外科的には患者さんの希望の聞き取りといった面もありますがどのような治療が最適なのかということを判断する能力。その人にあった治療なのかということを判断できなれければせっかくの技術や最新の治療であっても良い効果を期待することは難しくなります。③わかりやすい説明:医療は全て患者さんが納得した上で提供される必要があります。必要最低限のリスクなどへの理解はもちろん必要ですが、本人が実際に理解しているかどうかも含めて、表情を読む能力、普段の患者さんとのコミュニケーションが非常に大切だと考えております。こういったことを考慮していくと無料のメール相談ではかなり限られた情報で適当なことを言えない医師の側の事情も少しはわかっていただけると思います。

オンライン診療はメールなどでの相談では難しい②、③の正しい判断や説明といった点で非常に大きな解決ツールとなります。患者さんとしては前もって医師と直接話ができることで自分に合う診療をあらかじめ相談する事が可能で、交通費がかからない、待ち時間が少ないなどの大きなメリットがあります。

またオンライン診療では相談料という形で診療費をいただいております。決して高い金額ではありませんがプロフェッショナルの診療を行う上で必要最小限の金額をいただいておりますことをご了承ください。また皮膚科保険診療においては通常の保険請求金額+通信代として1回624円(税込)となります。

当院は表参道、外苑前から5分と好立地にあります。周囲にはエイベックスさんの大きなビルやおしゃれなカフェや美容室、ハイブランドのブティックの立ち並ぶ地域です。おしゃれな街で遊んだ後、当院での施術はいかがでしょうか?遠方から当院の治療を受けられた方でもオンライン上で再診を行う事でその時にあった対処や今後の見通し等を自宅にいながら説明を受ける事ができます。もちろん薬の処方なども可能です。安心安全への取り組みの一環としてこの様な先進的な取り組みを行っております。