今回は当院のメインの仕事の一つである形成外科についてのお話です。

形成外科は外科の分野の一つでその仕事の分野はかなり広いことと名称がややこしいためよく整形外科や美容整形などとの言葉と混同され何をする科なのかがわかりにくくなっています。

私も所属している日本形成外科学会によると「形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です。」となっております。

見た目でわかる体表の異常を機能的且つ整容的（見た目）にも良くしましょうという事なんですが、実際に形成外科医が行なっている手術は数えきれません。主には①外傷・ヤケド・顔面骨骨折②手の先天異常や、口唇口蓋裂などの先天異常③皮膚腫瘍、悪性腫瘍切除、および再建手術。これらの手術はほとんどの症例で皮膚科、整形外科、耳鼻科、小児科、救急科などと診療分野が重なっており実際にはチーム医療を行う中で専門知識を提供していく分野です。他の科と比べると歴史が浅く割と肩身の狭い思いをしている印象があります（個人的見解です）

その中でも私が入職した昭和大学形成外科は日本の形成外科の中では歴史のある医局でなんと今年開設５０周年を迎えました！初代教授の鬼塚卓弥先生を筆頭に何人もの世界的名医を輩出している医局です。私も学生時代に先輩方の仕事の丁寧さ、手術後の傷跡の綺麗さに感動し同じ道を歩むことを決心したものでした。昭和大学病院の形成外科のDrたちは全国を回って修行をしてくるためか比較的穏やかで話しやすい人（コミュニケーション能力が高い）が多い一方で職人気質なところもちらほら…。

お怪我やヤケド、”救急外来などで怪我を見てもらったけど傷が残っちゃうか心配”などのお悩みにはお近くの形成外科を標榜しているクリニックや病院などの受診をお勧めします。最後に宣伝を一つ、当院では24時間インターネットでご予約が取れます。またオンライン診療を使用し遠方の方でもスマートホン・タブレットなどから気軽にご相談がいただけます。（初診は自由診療です）詳しくはhttps://tokunaka-clinic.com/online.html