毎日コツコツ眼瞼下垂!

南青山TOKUNAKAクリニックでは開院以来3年目となりました。

昨年はワイドスクランブルさんに眼瞼下垂症を取り上げていただいたことで多くの方に眼瞼下垂症のことを知っていただく機会となりました。

昨年は当院では263件の眼瞼下垂症の手術を施行しました。

単一の医師の施術するクリニックとしてはまあまあがんばっている方じゃないかなと思いますが。手術の腕は磨けば磨くだけ光ると思っているので毎日必死になって手術と向き合っております。

以前は地方の病院に所属していることが多かったのでどうしても高齢者中心の方が眼瞼下垂症の手術を行なっておりましたが最近はかなり若い方の先天性眼瞼下垂症やコンタクトをかなり若い時から使用されていて眼瞼下垂が出てきたなどという方も増えてきている印象です。若い方の眼瞼下垂症は美容的にかなり気を使うところもあるので普通の眼科などでは手術をお断りされる場合も結構あるようですね。

今回供覧させていただく症例は中等度眼瞼下垂症で若い時にハードコンタクトの装用歴のある患者さんです。現在はソフトコンタクト使用。

術前の写真(左)では普通の一重まぶたのように見えますが眉毛挙上を抑えてあげると瞳孔がほとんど見えない状態になりました(右)。右眼の方が若干左眼よりも症状が強くまぶたの開きが悪いようです。

術後3ヶ月の写真です。眉毛を抑えて開瞼しても普通に開瞼してもほとんど見た目が変わらなくなりました。瞳孔がキリッと見えるようになりキレイに開瞼しています。手術中は右の眼瞼挙筋の筋力がやや左に比べ弱く筋肉を前転する距離を変えて瞼の開きを微調整しています。眼瞼下垂症の話は度々ブログで書いているため最近はあまりネタがなくなってきましたが人それぞれ病気の症状やレベルが非常に差異があり奥深い手術です。手術の方法や仕組みについては過去の記事をご覧ください。

今回、写真を供覧させていただくにあたり快くご許可を戴きました患者様には大変感謝申し上げます。