当院の眼科は、形成外科・皮膚科領域の手術前後の視力障害、角膜障害、ドライアイなどの診察を行っております。皮膚科・形成外科のクリニックになぜ眼科が必要か、普通の形成外科、美容外科には眼科はなく、目の周り(眼瞼)の手術を行いますが、角膜や眼球についてはほとんど知識がない医師がほとんどです。
私も以前は患者様からの訴えがあれば眼科に受診を薦めるぐらいでした。勤務医時代に眼窩骨折手術や眼瞼の皮膚悪性腫瘍の再建手術や眼瞼下垂症の手術などを専門的に行うようになってから、ようやく眼科診察の必要性を痛感し、定期的な診察をお願いするようになりました。
というのも眼瞼の手術は皆さんが予想する以上に角膜障害や流涙(涙がこぼれてくる)などのトラブルが多いのです。一時的な障害で改善することがほとんどですが、中には重症化される患者様がおり学会などでも度々話題になります。
私の患者様には眼科診察を定期的に受診していただくことで術後のトラブルを早めに見つけ、回避できるようになりました。
当院を開設するにあたり眼科医師に隣のブースで診察をお願いすることで以前より密に連携をとり、手術方法にフィードバックしていくという体制をとりました。施術を受ける患者様に、医師にとっても安心安全な環境を整え、より良い手術を目指して行きます。