とうとう自分にワイヤー入れました

南青山TOKUNAKAクリニックでは様々な体表の外科的な治療を行っております。

今回は陥入爪(巻き爪)のお話です。

陥入爪の主な治療としては、①爪切り、歩行指導 ②コットンパッキング、テーピングなど保存的な加療 ③ワイヤーによる矯正 ④手術

当院では全ての治療法を選択できます。

それぞれの治療のメリットやデメリットがあり、患者さんの生活状況や歩き方、忙しさなどでより適切な治療を選んでいくこととなります。一番多いのは①②の指導による治療がほとんどです。

陥入爪というと一般的には爪の病気という感じがしますが実際には歩行のトラブル、もしくは歩かなくなると悪化するという歩行障害に対する二次的な障害と言われています。

一般に爪は趾腹(指の腹)側からの圧力が適切にかかることにより形状を維持しているため歩行しない期間がある程度続くと爪の湾曲が強くなって行きます。そのため高齢の患者さんや麻痺のある患者さんに陥入爪が多い傾向があります。

一方で小学生の高学年から中高生の患者さんにも良く相談を受けます。ほとんどが爪の切り方が悪く、深爪を機に悪化をする傾向があります。自分自身も長年、右足の母趾の内側が陥入爪の傾向あり、時々テーピングなどを行っておりましたが先輩にとっても高性能なボンドを紹介していただいたので久々にワイヤーの矯正を自分に行ってみました。

当院ではワイヤー矯正は1000円(税別)です。繰り返しの治療が必要だからこそ安価に提供したい。そんな思いで行っております。

BONDIC(液体プラスチック接着剤)

以下、実際のワイヤー矯正の方法です。

1.爪に穴を開ける。針を使って爪の下側から上に向かってワイヤーを通す穴を開けます。

2.ワイヤーを通す。弾性ワイヤー(使用しているものは0.4mm)

3.BONDICでちょんちょんとして、仕上げにペカっと光らせる!1秒くらいでカッチかちです。

4.余計なワイヤーをカットして完成!

ワイヤー挿入にかかる時間は1−2分程度!痛みも全くなくていい感じです。

以上、自分の足の爪にワイヤー入れてみた件のご報告でした。

ちなみに爪は1〜2ヶ月程度で伸びてきてしまうのでワイヤーの再挿入が必要です。繰り返しが必要な治療だからこそ自費の加療においても手軽な価格で継続的に行う。

表参道でのお買い物のついでにワイヤー療法いかがでしょうか。